バイオマス由来材料を使用した商品
バイオマスとは、もともとは生態学において生物資源(bio)の量(mass)を示す概念ですが、ここでは「再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの(ただし、生物が直接生産する貝殻等の無機性資源は含みます。)※」をいいます。
バイオマスは生物が生命維持活動によって生成するものであり、生命と太陽エネルギーがあれば持続的に再生可能な資源と考えられます。2009年に「バイオマス活用推進基本法」が施行されるなど、 バイオマスを有効に利用することによって、石油等の化石資源への依存を低減するだけでなく、現代社会が直面する環境問題の改善や循環型社会の形成に貢献することが期待されています。
一般社団法人日本有機資源協会のバイオマスマーク事業における定義
2024年発売の「モノナチュラル」は、バイオマス由来材料を消しゴム本体の質量中10%以上配合し、バイオマスマークの認定を受けた消しゴム(プラスチック字消し)です。
消しゴムが消字性能を発揮するには、常に新しい面で消せるよう紙との擦過で摩耗して消し屑を出すことが必要で、消し屑を出すために通常細かい粒子が配合されます。その粒子は消し心地にも影響し、鉱物由来のものを使用することが一般的ですが、「モノナチュラル」では一部にホタテ貝殻粉末等のバイオマス由来材料を使用しています。「モノナチュラル」消しゴムに淡い色が付いているのは、ホタテ貝殻粉末の自然の色によるものです。「MONO」ブランド品質の消字性能とバイオマス由来材料の利用とを両立させています。
バイオマス由来材料を使用している商品
消しゴム |
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