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P-18
天色(あまいろ)
CELESTE BLUE -
EX-10
銀鼠(ぎんねず)
SILVER GRAY -
LG-9
釣鐘草(つりがねそう)
CAMPANULA BLUE -
F-1
プラスチックピンク
PLASTIC PINK
それぞれ、ケーキのクリーム(P-18)、猫のベース色(EX-10)、猫のグラデーション色(LG-9)、書き文字(F-1)に使用した色です。目立たせたい箇所には、鮮やかではっきりした色を。広い面積を塗る場合は淡く柔らかい色を選ぶと、メリハリがありながら落ち着いた印象になります。
佐瀬先生は、単色のグラデーションは力を入れず、薄い色で全体を塗り、その後濃い色を重ねてグラデーションを作っていきます。広い面積を塗るときは、色鉛筆を寝かせて同じ向きに動かしていきます。
カップケーキの生クリームは、水色やクリーム色を薄く塗ると、真っ白のときよりもおいしそうに見えてきます。イチゴの種周辺も塗り残しておくとよりポップな雰囲気に。
透明なコップやガラスなどを表現したいときは、中の飲み物を着色するときに枠線ギリギリまで塗らず、少し内側に余白を作りましょう。透明なものの「厚み」を演出することができます。
色鉛筆の着色は筆圧を込めず丁寧にムラなく塗るのが基本ですが、描き文字は力強く、塗り残しもそのままにしたほうが、ポップな雰囲気が出てきます。IROJITENには蛍光色もあるので、バックの水玉模様などアクセントに取り入れるのもおすすめです。
多摩美術大学日本画専攻を卒業後、イラストレーターとして様々な分野で活動中。
著書に大人の塗り絵本「コロリアージュ・フラワーパレード」がある。