株式会社トンボ鉛筆(本社・東京都北区、社長・小川晃弘)は、テープ走行が驚くほど軽く(50%軽量※)、粘着力が強いテープのり「ピットエアーミニ」(商品名) を11月1日、全国の文具店、量販店等で発売します。
本年6月1日に発売した画期的なテープコントロール機構を搭載してテープ走行を驚くほど軽くした「ピットエアー」(400円+税)が好評で、この特性をそのまま小型化した携帯型を追加発売して、“エアータッチ”シリーズを充実させます。
※当社従来品比、使い始め(残量10m)時のテープ引き出し力。
発売する「ピットエアーミニ」は、テープ幅6㎜、10m巻きの使いきりタイプで、希望小売価格は税別220円(税込242円)です。外形寸法は幅32×厚さ20×全長73㎜で、ペンケースで携帯できる手のひらサイズです。
本製品は学生向けのパーソナル品としてお勧めするため色柄をワイドに展開。全10柄で発売します(内5柄=写真下段=は数量限定品)。
本製品の年間販売計画は個数で128万個、金額で2億8千万円(小売価格)です。
使い終わりまで驚くほど軽く引けるエアータッチシステム搭載のミニタイプ
本製品の特長は、テープを引き出す力を当社従来品より、使い始め(残量10m時)で50%軽く、使い終わり(残量2m時)で同13%軽くした点です。この走行の軽さは他社の同種製品と比較して使い始め・使い終わり共に業界最軽量です(当社調査)。軽くなぞる感覚でスピーディにストレスなくのり付けできます。
テープ走行を軽くするため画期的なテープコントロール機構「エアータッチシステム」を搭載しました。ヘッドが紙面に触れる力を利用してテープのロックを解除、紙面から離れるとテープをロックします。そのためこれまでのり切れをよくするためにつねにリールに負荷していた抵抗(重み)を半減させました。本製品に採用したエアータッチシステムの構造は特許取得済みです。(エアータッチシステムにつき図解後述)
平面・曲面接着力に強いテープ採用
本製品はノートにプリントを貼るなどの平面接着力と、反発力のある紙を貼り合わせても長時間保持できる曲面接着力の双方にすぐれたのりを採用した網目状パターンのテープ(特許出願中)を搭載しました。曲面接着力は当社従来品比で約5倍、他社の同種製品と比較しても最強です(当社調査)。紙の反発力に耐える曲面接着性を強化したのは当社「ピットエアー」が業界初です。
網目状パターンのテープは「パワーネットテープ」の愛称で、強い粘着力と良好なのり切れをアピールしていきます。
■静かな図書館でも使える静音設計
従来のテープのりにあったカチカチという走行音を2分の1に低減しました(当社従来品比)。駆動する逆転防止機構等の部品にノイズを発しにくい機構を採用してこれを可能にしました(特許出願中)。図書館、教室、講演会等、静粛な場での貼る事務作業に適します。
■のりが汚れずに安心のフルカウルヘッドカバー
携帯時はゴミの侵入を防ぎ、使用時には邪魔にならない新設計のフルカウルヘッドカバーです。簡単な操作で開閉できます。
【補足資料】 軽く引けてのり切れのよい「エアータッチシステム」とは
本製品のエアータッチシステムは、ヘッドを紙面に押し当てたり離したりする力を利用してテープ走行をコントロールする機構です。使用時は「走行」、使用しない時は「停止」に切り替わります。
①紙面にヘッドがあたるわずかな力を利用して供給リールのロックを解除します。
②ヘッドを紙面から離すと供給リールはロックされテープ走行が停止、スパッとのり切れします(下右図)。
<ピットエアーミニのその他の特長>
■主な用途は、ノートへのプリント貼り、一般の各種封筒の封かん、手帳へのメモ貼り、資料の切り貼り、スクラップやクリッピング、写真貼り、ラッピング等。
■エアーフィットヘッドを採用、紙に追従するローラー式でムラなく滑らかにのりを塗布できる。
■ACID FREE:のり自体の酸化による変色や貼り合わせた部分の酸化による変色がしにくいよう配慮した素材を使用。
パーソナルなテープのりとしてフェースデザインを豊富に展開
基本柄はスタンダード、ブルー、ピンク、ボーダーブルー、ドットピンクの5色柄で、発売時に限りシャボンブルー、スノーネイビー、クローバーピンク、ウェーブグリーン、シマシマイエローの5色柄を数量限定で発売します。
上段左から、スタンダード、ブルー、ピンク、ボーダーブルー、ドットピンク
下段左から(限定柄)、シャボンブルー、スノーネイビー、クローバーピンク、ウェーブグリーン、シマシマイエロー
全10色でテープのりコーナーを活性化 パーソナルユースを刺激