株式会社トンボ鉛筆(本社・東京都北区、社長・小川晃弘)は、鉛筆「8900番」が黄色いダース箱になって70年を迎えたことから、これを記念して「トンボ鉛筆8900番 70周年限定セット」(商品名)を1月24日に発売します。
当限定セットは、「THE JAPANESE CLASSIC 70th ANNIV.」と特別に刻印した鉛筆8900番6本(HB)を、70周年を迎えた黄色い紙製ダース箱の意匠をそのまま取り入れた缶ペンケースに入れました。8900番の歴史などを紹介するミニリーフレット、ケース保護用の紙スリーブも付属。
メーカー希望小売価格は税別890円(税込961円)。販売は13,500個の限定販売です。
トンボ鉛筆8900番 70周年限定セット
■価格 税別890円(税込961円)
■セット内容
・金属缶ペンケース
・8900番(HB) 6本
・ミニリーフレット(缶の中に同梱)
・紙スリーブ
■サイズ 幅60×奥行185×高さ15mm、重さ105g
鉛筆8900番について
8900番は大戦が終結した1945年の秋に最も早く鉛筆生産を再開させた当時の新製品。微粒子加工をした芯が特徴で、当時1本30銭(学習用鉛筆の約3倍)の高級鉛筆でした。設計製図、青写真、写真修整等を用途として供給し、我が国の再建と復興を支えました。
発売3年後の1948年に、現在に至る黄色いダース箱とオリーブグリーンの軸色を完成させ、この意匠を以来70年にわたって踏襲してきました。この間、著名デザイナー河野鷹思氏(1906-1999年)を招いて全製品のデザインの統一を図りましたが、当該「8900」の意匠については例外的に保存することになり今日に受け継がれました。当該意匠は我が国の最長鉛筆ブランドであると共に鉛筆の国民的ブランドに成長しました。2011年、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞しました。