株式会社トンボ鉛筆(本社・東京都北区、社長・ 小川晃弘)は、小筆のような抑揚のある筆文字が書ける水性顔料筆文字サインペン「筆之助(ふでのすけ)しっかり仕立て」をカラーペンとして多色展開します。
本製品は2001年に筆文字サインペンとして「墨(黒)」を国内で発売。2015年から欧米にも販路を広げてきたところ、海外のハンドレタリングやアートファンから「カラー化してほしい」との要望を受うけ、ブルー、オレンジ、レッド、ピンク等9色を加え、全10色で日米欧でほぼ同時期に発売します。
商品名は「筆之助しっかり仕立て」。カラーは全10色で、従来の墨(黒)に加え、イエロー、グリーン、ブルー、パープル、ピンク、レッド、 オレンジ、ブラウン、グレーの9色を新たに展開します。
販売形態は10色セットおよび単色販売で、10色セットの希望小売価格は税込1,620円(税別1,500円)、単色(1本)の価格は税込162円(税別150円)です。国内の発売日は10月5日、米国は10月上旬、EUは10月中旬に発売します。(国内)販売計画は約30万本(本単位)、約4,500万円(小売価格)です。
(「筆之助しっかり仕立て」の特長)
「筆之助しっかり仕立て」は筆ペンに不慣れな人でもペン感覚で筆文字が書けるよう工夫した製品です。穂先は特殊な加工をしたハードエラストマー(樹脂)芯で、ボールペンなどで書く時の平均筆圧約250gでも筆記できます。それ以上の筆圧でも穂先がバラけたり、つぶれたりすることはほとんどなく、毛筆初心者でもラフに味わいのある筆文字が書けるよう工夫しています。
軸形状もボールペン等とほぼ同様の直径10ミリ・長さ142ミリ、クリップ付で、ペンとして携帯できます。重量は8グラムと軽量です。
(「筆之助しっかり仕立て」の利用法とカラー化)
「筆之助しっかり仕立て」は、太・細・ハネなどの多彩な表現ができること、インクが耐水・耐光性に優れた水性顔料インクであることから、英語圏でブラッシュペンを利用してハンドレタリングやアートを手軽に楽しむ(モダンカリグラフィーと呼ばれる)人々に歓迎されてきました。こうしたファンから創作の幅を広げるために「カラー化をはかってほしい」と要望が寄せられていました。
多色マーキングペンは染料インクが一般的で、にじみにくい顔料インク(本製品)を採用した多色ペンは稀です。染料インクのマーキングペンや水彩絵の具などと組み合わせて多彩な表現ができます。
なお、本製品胴軸の漢字による「筆之助」のロゴタイプが欧米で親しまれていることから、海外発売に際してもこれをそのまま踏襲します。
【筆之助しっかり仕立ての主な特長】
■鮮やかな全10色
発色豊かで色鮮やか。ハンドレタリングやスケッチに適します。
上から、墨(黒/既存色)、グレー、ブラウン、オレンジ、レッド、ピンク、パープル、ブルー、グリーン、イエロー
■ハードエラストマー筆芯採用
筆圧がコントロールしやすく強弱がつけやすいハードエラストマー筆芯。大胆な太線から繊細な極細線まで幅広い表現が自在。
■耐水・耐光性のある水性顔料インク(全色)
乾燥後は耐水性があるため、郵便物・保存物への使用にも安心。上から水性染料マーカーで描いてもにじみません。インクジェット紙対応。
乾燥後は耐水性があるため、郵便物・保存物への使用にも安心。上から水性染料マーカーで描いてもにじみません。インクジェット紙対応。
■軸形状は携帯しやすい直径10mm、長さは142mmで、一般のサインペンやノック式ボールペンなどとほぼ同じ形状。
■筆記距離は四百字詰め原稿用紙で約4,000文字。