株式会社トンボ鉛筆(社長・小川晃弘、本社・東京都北区豊島)はショウワノート株式会社(社長・片岸 茂氏、本社・富山県高岡市佐野850)と共同して、家庭で鉛筆の持ち方を学ぶ児童向け学用品を2015年の新入学文具用品として発売します。 鉛筆の持ち方は大切(95%※1)、ところが「教え方がわからない」、「(保護者が)きちんと持てないので教えていない」等の保護者の要望に応えます。
商品名は、ippo!「鉛筆の正しい持ち方がおさらいできる鉛筆セット」で、希望小売価格は770円※2+税。トンボ鉛筆が販売します。製品はセリースパック入りで、サイズは縦300×横260×厚さ20mmです。
販売は文房具店や百貨店、量販店などが設置する「新入学文具コーナー」の中で展開されるため発売日は流通各位の任意ですが、概ね2014年12月からスタートされます。
品種は「ブルー」「ピンク」「ナチュラル」の3柄(鉛筆の柄による違い/ノートは1種)です。今シーズンは4万セット、金額で約3千万円(販売価格)を計画しました。
本製品は「かきかた鉛筆」と「もちかた学習帳」で構成。(学習するときの)姿勢、机の上の手の置き方、右手(左手)の鉛筆の持ち方を体験し、実際に学習帳で文字を書きます。持ち方に気づかうことを学びながら、教室での学習に慣れさせていきます。
本製品の詳細は次の通りです。
【かきかた鉛筆】
鉛筆はトンボ鉛筆製で「低学年用かきかたえんぴつ」(商品名)を起用しました。2Bしん11本、丸つけ用赤えんぴつ1本入り、6角軸です。当製品は児童の手や体格に配慮して長さを15ミリ短くした鉛筆(161ミリ)。使い始めでもバランスがよく、顔にあたりにくく、また鉛筆の頭の角を丸めた安心デザインです。鉛筆はブルー、ピンク、ナチュラルの3柄から選びます。
【もちかた学習帳】
ノートはショウワノート製で本共同企画オリジナルの「もちかた学習帳」です。B5判26枚のノートで、練習頁はジャポニカ学習帳の「こくご 12マス 十字リーダー入り 18㎜マス 12×8」と同じ仕様です。巻頭で、「ただしく もつと よいこと」「えんぴつの つかいかた」を説明。巻末で、「えんぴつは なにからできている?」「えんぴつの つくりかた」を解説、児童の素朴な疑問に答えました。
別冊で2点の指導書を折り込みました。ひとつはA5判8頁カラーのジャバラで、児童がノートの前に開いて手本を見るルビふり解説書。「左手の えんぴつの もちかた」も掲載しました。もうひとつはB5判2頁カラーの保護者向けの「おうちのかたへ 指導のポイント」で、姿勢・(鉛筆の)角度・改善のポイントをアドバイスしました。
本製品は、トンボ鉛筆が培ってきた「もちかた」指導のノウハウと鉛筆に関する知識、ショウワノートの楽しみながら勉強ができる学習帳づくりの蓄積が協調した共同企画です。
※1:2~4歳のこどもをもつ20~40歳代女性300名、調査2009年8~9月、Web調査、トンボ鉛筆
※2:販売価格について。当社の「低学年用かきかたえんぴつ」の希望小売価格は600円+税、一般的な学習帳の希望小売価格は170円+税で、本共同企画の小売価格は合算した価格に相当します。
ippo!「鉛筆の正しい持ち方がおさらいできる鉛筆セット」
ピンク(左) ブルー(右上) ナチュラル(右下)
<ippo!シリーズについて>
学童向け文具シリーズ「ippo!」は、2009年にスタートした小学生のこどもの保護者の要望をくわしく聞き取り、これを製品に取り入れ改良した文具シリーズです。こどもが学ぶために使いやすい文具を、原点に立ち返って考えました。具体的には、こどもの体格、器用さ、興味関心などを配慮して、文房具として常識になっている大きさ、形、使用方法などを見直しました。ippo!シリーズは、全19種を製品化しています。
ippo!専用ホームページ→ http://www.tombow-ippo.jp