鉛筆の歴史
鉛筆工業の歴史
明治になって文明開化が起こり、大量に輸入されました。明治18年(1885年)に25,750グロス、明治38年にはその約10倍が輸入された統計が残っています。
日本での製造は、明治7年(1874年)に伝習生(井口直樹・藤山種広)から学んだ小池卯八郎が鉛筆工場を設立したことから始まりました。その3年後、明治10年(1877年)ドイツの鉛筆を研究し独学で作り方を確立した河原徳右衛門が工場を作りました。明治17年、川原工場門下生の杉江鉦次郎が「大日本鉛筆株式会社」を設立、また明治20年に眞崎仁六が「眞崎鉛筆製作所」を設立し、その後大正14年に真崎大和鉛筆となり、現在の三菱鉛筆となっています。
明治43年「大日本鉛筆株式会社」で技術を学んだ小川作太郎が独立し、現在のトンボ鉛筆の鉛筆作りの基礎を作りました。大正2年(1913年)に小川春之助商店が発足し、現在のトンボ鉛筆となっています。