鉛筆の歴史
鉛筆の軸の歴史
石墨だけの時代は、細く削った黒鉛の塊を糸や針金を使ったり、木の板で挟んだりして、折れない様に、手が汚れない様にと何かでカバーして使っていたようです。その後、細長い木に四角い溝を切り、四角く削った黒鉛を入れて木で蓋をして、それから丸く削る方法で現在の形の基礎が出来ました。コンテが作ったのも四角い芯を使ったこの方法でした。19世紀の後半に、丸い芯を丸く削った軸板で挟む現代の方法を、アメリカの鉛筆業者が開発しました。これにより、使いやすくコストの安い鉛筆が出来て、世界的に普及したのです。