のりの雑学
液体のりの歴史
戦後になってから工業化された、合成樹脂であるポリビニールアルコールが使用されています。昭和50年に市場に出回る様になり、現在に至っています。
それ以前に液体のりは無かった訳ではなく、アラビアのりが使われていました。これは、アカシヤの樹液であるアラビアゴムを水に溶かした天然物接着剤です。アラビアのりは乾くのが早く、取扱もしやすいのですが、高価なために、現在では殆ど使われなくなりました。
アラビアのりは、緑色のガラス瓶に海綿の塗布口を付け、アルミのキャップが付いた容器で使われていました。今のウレタン塗布口の付いた液体のりのモデルになったと思われます。