使用上のトラブル
マーキングペン :書けない
マーキングペンにはフタをキチンとしていても書けなくなってしまうことがあります。インクには揮発性の溶剤や水を使用しているので、非常にゆっくりですが軸を通して中の溶剤が徐々に蒸発してしまうからです。ですから軸の素材は水蒸気やガスを通しにくいポリプロピレン樹脂が使用されています。しかもインクは生ものなので、使わないで放って置くと2~3年でダメになってしまう事もあるといわれています。
水と言うのは非常に小さい分子で、プラスチックと言えども通してしまいます。水性ボールペンにも同じ事が言えます。そのため軸やキャップの素材はガスバリア性(空気や水蒸気を通さない性質)の高いポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂が使われています。
キャップは奥まできちんと入れないと(パッチン嵌合の場合は音がなるまで)、ペン先が乾燥してしまいますのでご注意ください。
また、製品寿命も考えられます。製品寿命が過ぎると筆記不良になります。
■ 濡れた面
水性インクは水となじみやすいので滲んでしまい、油性インクは水とはなじまないのでインクが乗りません。マーキングペンでは、濡れた所に書くことが出来ませんので、マーキンググラフをお使いください。
■ ガムテープ
残念ながら、書けません。ガムテープの背面には、のりが付かないように表面処理がされています。このため、マーキングペンのインクをはじいてしまうのです。